社会性・人間性向上の違い
学習塾には個別指導塾もありますが、基本的には学校同様の集団指導型の講義を行います。 メリットとして、組織にいる機会と時間が増えるので人としての成長を促して社会性を育てますし、受験や学力アップといった同じ目的を持つ仲間やライバルができて、一段と学力向上の糧となります。
家庭教師の学習は、マンツーマンが基本です。組織に属しませんが「受験を乗り越えた先輩」が手助けしてくれるので、子供にとって大きな安心感と信頼感を与えます。 組織の中で仲間やライバルと切磋琢磨することはありませんが、家庭教師と深く接します。 コミュニケーション能力アップに関して言えば、マンツーマンの方が効果が高いことも多いといわれています。
スタンスの違い
学習塾の中でも特に進学塾は「進学実績」を重視します。高校生・浪人生向けの進学塾では、有名大学に何人合格させたかを重要視しています。 「●●大学に■■人合格」「▲▲大学に■■人合格」という広告をよく見かけます。 学習塾といえども企業体なので、実績を宣伝して新規入塾生を募る方法は当然の方法ですが、実績を追求するために、実は、塾生一人一人にかける力の配分を変えているのです。
テスト結果によるクラス分けにより、合格の可能性の高い塾生には、こまめな面談や上位クラスで一流講師の講義を受けさせたり手厚くサポートします。 しかし、合格の可能性が低ければ、下位クラスの新米講師による講義になるなど力配分が減ります。 ただし、塾からすれば生徒は「お客様」なので決して見捨てませんが、残念なことにどの生徒も同じ料金を払っても、待遇に差を付けて実績を求めるのが進学塾のスタンスです。
下位クラスになったら、精神的に強い子供は逆境をバネにして伸びるでしょうが、そうではない子供は自信を失ってしまい学習がはかどらなくなるかもしれません。 親としては心配になるでしょうし、なにより、学習のために塾に通っても勉強が進まないのでは本末転倒です。
家庭教師は、個人としての実績を重視しますが、進学塾のよう力配分を変えることはありません。 常に1対1で学習に取り組み100%の力で臨むので、大勢の中から重点的に力を入れるということが無いためです。 受験に合格する見込みが低ければ合格の可能性を高めるように、その子供にあった指導方法を考えて実践するのが家庭教師のスタンスです。
家庭教師に上位・下位のクラス分けはありませんが、家庭教師自身にランキングがあります。高いランクの家庭教師は費用は高くなる傾向にあります。 しかし進学塾のような振り分けはなく、子供や家庭が家庭教師を選択することができますし、子供にあった学習を進めるためランクが高いから難しくてついていけない、ということもありません。ついてくるように指導することが、家庭教師の仕事です。
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